年末のお手入れが始まりました。
年2回の手入れだと
植えれる木も自由度が増しますね。
場所によりますが木を伸び伸びさせられるのは気持ちがいいですね。
庭を作るには管理も必須になるので手入れ(メンテナンス)を考慮して設計します。
なんでも挟むことだけが剪定ではない。
5年間一回も鋏を入れない木もあれば毎回入れる木もある。
カツラも手を入れることで落ち着いてきた。
たくみ氏に剪定の話を少しした。
忌み枝の飛ばし方。
新芽の伸び率や落ち着かせ方。
挟み方や考え方。
とりあえず触りだけ。
1から10まで話すと訳わからなくなるので、触りだけ。
大切なのは気持ちだよと。
考えて挟めばそれはそれで正解だ。
逆に何も考えないで挟むのはダメだと。
時間はかかってもいい、ひとつひとつに意味を持ち行動しなさい
そして、また来年その子を見てまた考えなと。
庭師という職業は文化的で芸術的。
植物の生態を考え土、四季、天候、地域環境を把握し、未来予測した上で美的感覚を持って庭づくりしなくてはならない。
その延長線上にあるのが手入れ、剪定だ。
木が庭という場所に植えられている限りなるべくコントロールして美しく維持していくことを求められる。
故に剪定とは奥深い。
植物と関わってるので当たり前と言えば当たり前だ。
植物の知識、性格は元より気候変動とともに変わる生態などを研究し、これから先も対話しながら追求していくだろう。
その知識や経験を伝えたい。
たくみ氏には少しづつでも継承して欲しいと願うばかりだ。