庭の素材はなるべく朽ち果てる、自然なものを使うようにしています。
植物も然り、石も然り、木材も然り。
それは自分たちの暮らしづくりを時間をかけて作ってほしいし、将来的なライフスタイルの変化に合わせて作り替えることもできるからです。
それと会話のきっかけがあった時に説明したりしますが自然素材は熱く冷たくなりにくくいし、光をやわらげ目にも優しい。音も吸収し鳥の声を届けてくれたりと気づかないところで、暮らしを豊かにしてくれてます。
この時期の樹脂デッキは熱くなり使用不可状態、光の照り返しも日の角度によっては部屋まで差し込んで眩しかったりします。
アルミフェンスやルーバーなども暑い日に熱さを感じる要素ですね。
自然素材を使って庭という場所をデザインし美的感覚、侘び寂びや癒しといったいった視覚的効果というか、長きにわたって感覚的に居心地の良い場所作りをするための大切な素材ですね。
空間を作る要素として、一人ひとりに寄り添い、何が必要で何が不要か先を見据えながら取捨選択し、あとは時間に身を委ねる。
その奥深さが庭の魅力なのかもしれませんね。